「ADL」?「QOL」?実は介護にまつわる大事な概念です

ADLってどんな意味?

ADLは「日常生活動作」という意味で、英語だとActivitiesofDailyLivingと表されます。日常生活動作というと、どんなものを連想しますか?ものを食べたり、お風呂に入ったり、トイレに行ったり。ほかには服を着替えたり、ベッドから起き上がったりするのも、日常的な暮らしの動作として挙げられますよね。お年寄りの介護にあたっては、まずその方が誰の手も借りずにどれだけのことをやれるのか見極める必要があります。その指針となるのがADLという観点なのですね。

QOLはちょっとつかみにくい

QOLとは「生活の質」という意味で、英語だとQualityofLifeと表されます。ADLにくらべると、ちょっと理解するのが難しい概念かもしれません。というのも、定義自体に分かりにくいところはないのですが、「具体的にQOLを高めるのは何か?」と考えたとき、その答えは人それぞれ異なるからです。思い切って、馴染みのある日本語である「生きがい」という言葉に置き換えてしまうのもアリかもしれません。生きがいは人それぞれこう捉えれば、QOLという概念がちょっと漠然としているのもうなずけますよね。

介護だと主にリハビリの現場で役立つADLとQOL

若い人でも病気やケガから回復する際のリハビリテーションはしんどいもの。お年寄りだって「できればやりたくないなあ、ラクをしたいなあ」という気持ちは心のどこかにあります。そのときQOLをまず考えることで、リハビリテーションへの動機付けが強化されます。たとえば、よく晴れた日に散歩を楽しみたい、あるいは気兼ねなくお風呂を楽しみたいそういった小さな生きがいを実現するために、じゃあどんな生活動作(ADL)ができるようになればいいのか。こう考えることで、目標への道筋がスッキリと見えるようになり、リハビリへの動機が高まるわけですね。

少子高齢化が進んでいることから、介護の求人の需要はますます高まっていくので、将来性が高く非常に大事な役割を担う職種といえます。